オオムラサキ 2021.6.17

今年もオオムラサキの季節がやって来ました。

いつの間にか姫女苑が春紫苑に取って代わり。
関東の平地性ゼフィルスも終盤に。
ルリボシカミキリが美しい色を見せ付けて。
関東も梅雨入りが発表されて、もう初夏ですね。

そしていつもの埼玉県中部の公園では、オオムラサキの羽化が始まっていました。

1年振りに見るオオムラサキは、本当に大きくて美しいです。

オオムラサキのオスが纏う青紫の輝きは、ミドリシジミやモルフォ蝶などと同じ構造色です。堂々たる体格と優れた飛翔能力、そして美しい青紫は、日本の国蝶としての貫禄十分ですね。

この個体は、前翅最後方の白斑が綺麗なハート型で可愛いです。

 

紫といえば、聖徳太子によって制定された冠位十二階では、紫が最上位の色と定められた一方で、天皇を象徴する色は白であり、即位の礼での陛下の衣装も白でした。また、中国歴代王朝と同様、黄色系の色が天皇や皇太子専用の服色とされています。

考えてみれば、オオムラサキのオスはこの紫、白、黄色の3色を纏った蝶なわけで、何とも高貴な蝶に思えてきたりします。
日本昆虫学会が、国蝶を決める際にそこまで考えていたかは定かではありませんが、小難しい話はここまでにしましょう。

別個体です。
如何にも彩度を盛りました的な雰囲気ですが、ピクコンはスタンダードで、彩度は変えていません。この蝶は、肉眼で見るより写真の方が鮮やかに写る気がしますが、それにしても美しいですね。

そして、こちらも最後方の白斑がハート型です。
昨年撮った中の1個体もハート型でした。結構ハート型率が高いのかもしれません。

 

羽化の瞬間は撮れていませんが、あれは運と忍耐を要します。昨年撮ったのを再掲しておきます。

というわけで、オオムラサキのオスを無事撮影出来ましたし、これからはオオセイボウやタマムシの仲間がメインターゲットです。

例年ですと、7月は札幌で避暑がてらゼフィルス三昧ですが、今年も諦めるしかなさそうですね。

機材:
D500
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
AI AF Micro-Nikkor 60mm f/2.8D

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2 thoughts on “オオムラサキ 2021.6.17

  1. オオムラサキの季節がやって来たようですね。
    さすがに豪華で国蝶の雰囲気ですね。紫、白
    黄を纏っているのですね。豪華さと高貴の象
    徴ですか。それにハート型の紋があれば言う
    ことなしです。

    1. Farfallaさん、ありがとうございます。
      本当に大きくて強くて美しい、貫禄充分ですね。オオムラサキが強いと言うとピンとこないかもしれませんが、札幌のオオムラサキのテリ張りを多数観察出来るポイントでは、蝶は勿論カラスまで追い立てる姿を目撃しています。
      近くを通るとバサバサ音が聞こえますし、美しさと力強さの同居した蝶というのが私のイメージです。

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