黒系アゲハというと、どれとどれが入るんだろう。
ミヤマカラスアゲハ、カラスアゲハ、クロアゲハ、オナガアゲハにナガサキアゲハ、そしてモンキアゲハくらいだろうか。
ジャコウアゲハも黒っぽいけど、黒系アゲハには入れない人が多い気がします。同じくアオスジアゲハも仲間外れかな。
4月30日と同じポイントとその近くで、上に挙げたアゲハチョウのうち5種を撮影出来たので紹介します。
まずは、黒系というのだからクロアゲハから。
クロアゲハといっても真っ黒なだけではなくて、前翅には銀色の鱗粉が散りばめられていて、後翅はビロードのような質感です。派手さはないけど、シックでお洒落な雰囲気の蝶だと思います。
個人的には、短くて丸い尾状突起が尻尾の短い猫みたいで、可愛いポイントです。
お次はオナガアゲハです。
パッと見クロアゲハぽいですが、後翅長く尾状突起も太くて長いのが特徴です。
後ろの蝶はカラスアゲハですね。
というわけで、次は本命のカラスアゲハです。
この日も綺麗な個体が姿を見せてくれました。
いやもう美し過ぎて、構図どうこうなんてことよりこの蝶の魅力を余す所なく写し撮りたいと、ついつい超デカ撮りになってしまいますね。
ミヤマカラスアゲハには負けるかもしれませんが、本当に綺麗な蝶だと思います。
え?そんなに綺麗ならミヤマカラスアゲハも見せろと?
仕方ないですね…以前、北海道の稚内市で撮ったミヤマカラスアゲハのショットを2枚紹介します。
いや〜美しいですね。
構造色を持つミドリシジミの仲間を除けば、日本で1番美しい蝶かもしれません。
撮影機材は、V1と1 NIKKOR VR 70-300mm f/4.5-5.6です。
黒系アゲハではないのかもしれませんが、こちらも魅力的なアゲハチョウです。
アオスジアゲハさん。
翅の黒と「アオスジ」との組み合わせが本当に美しいですね。
この個体は、前翅前縁側に過剰紋があるハンキュウ型と呼ばれる変異個体でした。
こちらは斑紋はノーマルな個体です。
羽化不全で翅が撚れたりしていますが、「ちょっと羽化でしくじったけど、元気一杯だぜ。」とでも言いたげに元気に飛び回っていました。子孫を残せるといいね。
最後は、期待はしていたけど予想はしていなかった、こちらの蝶です。
モンキアゲハです。
蝶を撮り始めて10年ほど。何度かその姿を目にしたものの、いつも悠々と飛び去ってしまい撮影出来ていなかった蝶です。
大きい黒系アゲハが飛んで来たと思ったら、タンポポで吸蜜を始めました。後翅には特徴的な白っぽい紋が!逃げないでくれ!と念じながら近付くと、いくつかのタンポポで吸蜜する姿を撮らせてくれました。
本当に嬉しい嬉しい初撮りです。
前回に続いてこのポイントに来て良かったと心から思いました。これもPhotobikersさんのお陰だと思うと、〇〇市の方向に足を向けて寝られないですね。
という訳で、黒系アゲハ+アルファ?に大満足な1日でした。
実は、帰る途中に個人的にはとても嬉しい出会いがあったのですが、それは次のエントリに書きたいと思います。
埼玉県南部はアカシジミ発生まで秒読みでしょうか。
今月7日に様子を見に行きましたがまだ未発生、今日また見に行くつもりですが、結構期待しちゃってますが、どうなることやら。
機材:
NIKON D500
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
さすがに綺麗に撮影していますね。
モンキアゲハも撮影できたようで良かったですね。
初撮影は意外ですが、止まらないことも多いですね。
次の記事も楽しみです。
アカシジミ発生していたら連絡お願いします。
BANYANさんありがとうございます。
モンキアゲハはこれまで指をくわえて見送るばかりだったので、本当に嬉しいです。
アカシジミが発生して、楽しい季節が始まりましたね。