オオセイボウに会えなかったこの日、面白い?出会いがありました。
オオセイボウを探していて、ふと目に付いたのがこれ。
虻(アブ)ですね。
虻って結構大きいし、刺すって言うし、良く見かけるけどいつも避けて通ります。でもこの虻は妙に気になったんです。
それは何故かというと、この複眼!
基本がメタリックグリーン、光の当たり具合で赤や黄色っぽい色にも見えて、サングラスでもかけているかのようです。本当に綺麗だなぁと思ったので、レンズを150mmマクロに交換して複眼を主題に撮ってみることにしました。
う〜ん、素晴らしい。
現像の時気付いたのですが、このショットではお食事中でした。
直射日光が当たるとちょっとコントラストがキツくて、全体を綺麗なメタリックグリーンに撮るために太陽が雲に隠れるのを待ちました。
そして撮れたのがこれ。
う〜〜ん、美しい。
でも、何となくサングラスをかけた髭面のオッサンに見えるのが面白いです。
アオメアブという名前はTwitterで教えて頂いたのですが、緑を青と呼ぶ「青信号」と同じ仲間ですね。
Wikipediaの「緑」を読むと、「古代日本語の固有の色名は、アカ・クロ・シロ・アヲの四語のみだったとの説が存在する。緑が色名として明確に扱われてこなかったため、現在緑色と言われる色そのものは日本語では「青」によって表現されてきた。」そうで、確かに例として挙げられている通り「青野菜」とか「青々と茂った」とか表現しますね。
アオメアブのおかげで、またひとつ勉強になりました。
もう少し被写界深度を稼げたら良かったかもしれませんが、これでも回折の影響が出るf16まで絞っています。太陽が薄い雲に隠れているのでISO800まで上げての手持ち撮影ですから、フィルム時代ならなかなか撮れない1枚かもしれません。
まぁ、最短撮影距離まで寄っても逃げない良い子だったので、60mmや90mmならもっと楽に撮れたんでしょうが、私は重くても長くてもSIGMAの150mmを使い続けると思います。
ただし、もしニコンがMicro 200mmを復活させたら、150mmとサンヨンを置いて、それ1本で行くかもしれません。
NIKON D500
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM