新型コロナウィルスによる肺炎の感染拡大で自粛自粛の大合唱になっていますが、さすがに脳天気な私もストレスが溜まって来た感があります。
(以下長文が続くのでスキップ推奨です。)
不要不急の外出は控えろと言われても、仕事は休めないし在宅で出来る仕事でもなく、マスクは売っておらず、どうしろと言うんだと思ってしまいますが、この時期普段とそんなに変わらない収入があるだけ幸せですね。
蝶友さんを含めた私の周りの人達と、あの時は大変だったねと言える日が早く来るよう願っています。
蝶の撮影も時々行ってはいるのですが、「仕事の行き帰りに寄れる範囲」という縛りをかけていて、休みの日はどんなに好天でも家でじっとしています。この時期、裏高尾などによく行くのですが我慢ですし、ゼフのシーズンには落ち着いているように祈らずにはいられません。
そんなこんなでブログを書くモチベーションが低空飛行を続けていて、なかなか手を付ける気になれなかったのですが、もう4月が終わってしまうので更新します。
ギンイチモンジセセリといえば、以前は埼玉県中部のいつもの公園でもそれなりの数を見られて、菜の花での吸蜜なども撮りやすかったのですがここ数年個体数が減り、さらには昨年の台風19号で河川敷のポイントが一切合切流されてしまいました。
現地を確認しに行きましたが、一目見て「これは無理だ」と思う状況で、実際ギンイチモンジセセリを見かけていません。
毎日この公園で観察されている方がギンイチモンジセセリの写真を紹介されているので、細々と生き残ってはいるようで、今後復活してくれると嬉しいですね。
そんなギンイチモンジセセリですが、里山便りのphotobikersさんのフィールドにお邪魔して来ました。photobikersさんにはいつもお世話になってばかりで、本当にありがとうございます。
珍しく頭?に写真を置きましたが、ギンイチモンジセセリの新鮮なメスです。抜群の保護色にビシッと走る白銀の一文字が魅力的な蝶です。
クルリと綺麗なカーブを描く葉に止まったメスです。
こういう自然が作った「綺麗な曲線」的なのは結構好物です。下の写真は真冬の北海道美瑛町で撮ったものですが、風が雪を削って出来た美しいラインにちょっと感動しましたね。温度が上がったり雪が降れば消えてしまう自然の雪のアートとの出会いは、一期一会です。
この日は風任せ自由人のmaximiechanさんも来られていて、メスが産卵したとのことで卵の場所を教えて頂きました。
初めて見るギンイチモンジセセリの卵はお饅頭型で、アイボリーホワイトでした。
お腹のスリムなオスは、カタバミでの吸蜜を見ることが出来ました。
メスと違って、もう1本白銀のラインが走っているのが良く分かりますね。
その他の写真です。
翅の裏側は、幼虫の食草であるススキなどのイネ科植物が枯れた色にそっくりですが、表は黒に近い褐色で地味ですね。
上の写真の下から2枚目を見ると分かるのですが、実は前翅裏側の、後翅に隠れる部分も黒褐色です。
このポイントにはツバメシジミが多く、オスメス共に撮ることが出来ました。
1枚目が青メス、2枚目と3枚目はオスですが、3枚目の個体の後翅には橙斑が見られます。
橙斑のあるオスは珍しいと聞きましたが、今年2頭目の出会いとなりました。
機材:
NIKON D500
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM
亀コメで失礼しま~す。
流石ですね、何時もの ‘Koriel’s world’ , ほれぼれ、うっとり映像ばかりです。 やはりメス個体のゴールドに輝いた輝いたボディが特にお気に入りです。 やっぱ、レンズの差でしょうか? 300mm だったでしょうか?
里山便りさん、ありがとうございます。
いつもの事ではありますが、亀レスで申し訳ありません。
そうですね、今回も殆どサンヨンで撮りました。ブログタイトルをサンヨンフォトに変えるべきかもしれません(笑)
昨年の台風の影響があちこちで出て
いるようですね。カタバミで吸蜜する
ギンイチモンジセセリが素敵ですね。
コロナもあって外出自粛を守っている
ので蝶との出会いがなくなりました。
早く収束しないかなあ。
私は仕事を休めないので、それを口実にまぁまぁ撮れていますが、ゼフの季節がどうなるのか、とても心配です。
本当に早く落ち着いて欲しいものです。
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なるほど、隠れているだけなのですね。ギンイチモンジセセリではなくて、ギン二モンジセセリですね(笑)
教えて頂いてありがとうございます。
昨年の台風で、河川敷の蝶は大きな影響を受けてしまいましたね。
ギンイチメスの静止写真は背景がきれいにぼけていいですね。
オスの吸蜜写真も素晴らしいです。
ツバメシジミの青メスはなぜか撮影できていません。
これもいい感じですね。
ダンダラさん、ありがとうございます。
今年はミドリシジミも無残な状況になりそうですが、きっと復活してくれるはずですので、楽しみにしておきます。
photobikersさんのお陰で、数年振りに満足行くまで撮ることが出来ました。