今月1日に早くも発生が確認された埼玉県中部のスギタニルリシジミですが、3日にポイントを訪れた際は姿を見る事が出来ませんでした。
天候:晴れ 最高気温17℃ 平均湿度49% 最大風速8.1m(最大瞬間風速17.5m)
やっと個体数も増えてきたようで、安定して観察/撮影出来そうなので、またこの日は風が強い予報であったこともあり、風の影響が少なそうなこのポイントを再訪してみることにしました。
午前10時頃ポイントに着きましたが、スギタニルリシジミの姿はなし。
11時台になって、やっと1頭が姿を見せてくれました。
左前翅が羽化不全気味で撚れているのが残念ですが、間違いなくスギタニルリシジミです。
少し大きめにトリミングすると、左前翅が撚れているお陰で暗めのブルーを見る事が出来ます。
全く動かず吸水しているこの個体を撮っていると、白い蝶が飛び込んで来ました。
ルリシジミです。
スギタニルリシジミとルリシジミ、こうして見比べると、見間違いようがないくらい雰囲気が異なりますね。
このルリシジミは、スギタニルリシジミの後ろにいたり真横にいたり前に出てみたりと落ち着きのない様子でしたが、スギタニルリシジミの方は全く動じることなく同じ場所で吸水しておりました。
その後はスギタニルリシジミが姿を見せず、ルリシジミやコツバメの吸水などを観察していました。
コツバメの吸水は証拠写真レベルですが、後翅の表が見えているので載せておきます。
午後1時頃になると、スギタニルリシジミが姿を見せて吸水し始めました。
吸水だけでなく、名前が分かりませんが可愛い花で吸蜜する様子も観察出来ました。
こちらのこの個体、ルリシジミのブルーは綺麗だなぁと思いながら撮っていたのですが、実はツバメシジミでした(笑)
ツバメシジミも今年の初見になりました。
ツバメシジミは久し振りに見た気がしますが、綺麗ですね。
再びスギタニルリシジミです。
写真を見ると4個体かもっといたかもしれません。
例によってJ5で飛び出しを狙いましたが、こんな感じでした。
こちらはスギタニルリシジミの吸蜜、と思って撮っていたのですが、ルリシジミでしょうか。上で「見間違いようがないくらい雰囲気が異なりますね。」とか書いたくせに、少し薄汚れた感じの色を見てあっさり間違えてしまいました(^^ゞ
機材:
NIKON D500
AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
NIKON J5
1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
申し訳ないですが、主役のスギタニルリではなくツバメの方にコメントします。
橙紋の出たツバメシジミ雄、素晴らしいですね。あのポイントは出現率が高いのかもしれません。
maximiechanさん、ありがとうございます。
私は橙紋のあるツバメシジミが珍しいとは知らず、新鮮なツバメシジミは綺麗だなぁと思って結構な枚数を撮っていたのですが、良かったです。昨日も風が強かったのでここのポイントに出かけてみたのですが、ツバメシジミは1頭も見かけませんでした。
スギタニルリシジミの吸水、吸蜜など素敵な
写真ですね。とても雰囲気があってかわい
らしいです。ツバメシジミの後翅に橙紋があ
る個体はここの遺伝的な特性なのでしょうか。
Farfallaさん、ありがとうございます。
そう言って頂けると嬉しいですが、連写と自動フォーカスシフト(つまり身体の揺れ)が生むボツ写真の山から当たりを拾っているのが現状で、まだまだ努力が必要だなぁと思っています。
ツバメシジミについては、そもそも珍しい個体という認識すらありませんでした。今年はもう何回か行ってツバメシジミを探してみようかと思います。
当日はお世話になりました。
風の影響のない場所という狙いは一緒だったようですね。
スギタニルリシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミが良いモデルになってくれましたね。
それぞれの蝶が生き生きと撮影されていて素晴らしいです。
後翅に赤紋のあるツバメシジミは、自宅で確認したら初めてでした。
かなり珍しいみたいですね。
ダンダラさん、ありがとうございます。
現地ではこちらこそお世話になりまして、ありがとうございました。
写真はシャープかつクリアに、採集して標本にしなくても生きている蝶たちの美しさを記録に残せるんだとの信念の元、丁寧に撮っているつもりですがまだまだです。
ツバメシジミ♂表の赤紋は珍しいのですね。私は全く気付きませんでした。蝶を撮り始めて10年位ですが、勉強が足りないようです。
これからも御教授よろしくお願い致します。