百里基地航空祭(3) 2019.12.1

いよいよ航空祭当日です。

ホテルをチェックアウトして土浦駅へ。始発に乗って石岡駅に着いたのが午前6時過ぎ。シャトルバス待ちの列は既に伸びつつあり、バスに乗れたのは約45分後の6時52分でした。基地内に着いてバスを降りたのは午前8時前で、石岡駅に着いてから基地まで2時間弱かかりました。

 

時間がなさそうだと思い、手荷物検査が必要なエプロン地区への立ち入りを後回しにして撮影の準備をしたところ、天候偵察のF-4EJ改×2機が帰ってきました。

う~ん、最高です。ピン甘ですが、やはり背中ですよね、背中!
この時は雲が多いながらもまだ日が射したりしていたのですが、どんどん雲が増えてしまい、去年と同じパターンかなと諦め気味でした。

そして航過飛行の離陸です。

2機のRF-4Eには、ウッドペッカーに加えて旧マークのシルエットも描かれていました。

3機目のF-4EJ改(17-8440)は、どっかーんとハイレートをかましてくれました。

 

航過飛行を待つ間に、ウェザーチェックのF-4EJ改が帰ってきました。

航空祭でパイロットが手を振る⇒観客も手を振る、というのはいつもの光景で微笑ましいです。撮影の邪魔になることもありますが、これには文句は言えません。
でも、一番タクシーウェイに近い通路で立ち止まり、撮影する人達・・・あの人達はちょっと許せないですね。自分達の背中にたくさんのカメラや目があることを忘れています。

そんなこんなで航過飛行ですが・・・。

まったくダメですね。無理に現像しても色が出て来ない・・・。
でも、前日の予行より綺麗に編隊を組んでいましたね。

そして航過飛行に参加したRF-4EとRF-4EJによる会場撮影が行われました。
RF-4EJ(77-6937)は、センターラインの戦術偵察ポッドに加えて、胴体下にECMポッドAN/ALQ-131/(V)を搭載するという気合いの入った装備です。

 

石川県の小松基地から飛んできてくれたF-15Jの機動飛行も、こんな感じです。

 

ブルーインパルスもどん曇りの中精一杯の演技を見せてくれましたが、なかなか絵にはならないですね。

3枚目のコークスクリューのショットを見ると、この日の光線状態が良く分かると思います。
そのブルーインパルスが降りると、何故か突然晴れるという・・・。

嘆いていても仕方ないので、お昼のうちに展示機をひと通り押さえておきます。

やはりケロヨンのスペマは絶対に外せませんね。
この写真で分かるとおり、ブルーインパルスが降りた後は綺麗に晴れたんです。ところがF-4EJ改のフライトが近付くと、また雲が・・・。

空の半分が晴れ、こちら側半分が曇りで日差しはなしという中、機動飛行&AGGが始まりました。雲の流れは早く、晴れろ晴れろと念じながら撮っていると・・・。
ドドン!!

いや最高でした。
ファントム最後の百里基地航空祭で、F-4EJ改のスペマを含む展示がこうなら、もう言うことはないでしょう。
もう少しあちら側で撮れば良かったとか、色々思うところはありますが、もう細かいことはいいです。

ファントム最高!!
ファントムは永遠に不滅です!

そして最後は偵察航空隊最後の晴れ舞台、偵察飛行展示です。
RF-4Eならではの、RF-4Eでしかあり得ない、「キラリと光る」1枚を紹介したいと思います。

 

ファントム最後の百里基地航空祭は最高でした。
F-86FとF-104、F-1のフェードアウトを現役の航空自衛官として見つめてきた私ですが、F-4は最も思い入れのある戦闘機です。
若かったあの頃、職場の机に座れば窓の外の列線にF-4が並び、轟音と共に離着陸を繰り返していました。

そして、そのF-4に乗っていたのは顔馴染みのパイロット達です。
飛行教導隊のT-2の空中分解事故で殉職されたM1尉(階級は事故時の階級です。)や、ブルーインパルスの訓練中の事故で殉職されたS1尉(同左)もその中におられました。百里を離れてから彼らに再び会うことはありませんでしたが、彼らのことを思い出す度に優しい笑顔が脳裏に浮かびます。

F-4は戦闘機です。ただのマシンです。
でも、F-86、F-104、F-15やF-35に感じない感傷を感じるのは、やはり乗っていた人達の思い出込みなのかもしれません。

日本の空からファントムの姿が消えてしまっても、力強く飛翔するその姿を、私が忘れることはありません。
ファントムに乗って、厳しい訓練をこなし、アラート任務に就いてきたパイロット達のことを忘れることもありません。

目を閉じれば、いつでもあのJ79エンジンの咆哮が聞こえてくるんです。

機材:
NIKON D500
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G

NIKON J5
1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
 

PHANTOM FOREVER


301st squadron
07-8428(1980~2019)※オジロファントム(白)


302nd squadron
37-8317(1973~2007?)


303rd squadron
77-8401(1977~2012?)


304th squadron
57-8371(1975~????)※RF-4EJに転用


305th squadron
57-8371(1975~????) ※RF-4EJに転用


306th squadron
57-8358(1975~1986)※着陸時の事故で喪失


501st squadron
47-6903

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2 thoughts on “百里基地航空祭(3) 2019.12.1

  1. 当日のアクセスは大変だったのですね。自分は観光バスのツアーで行きましたが、行きは順調でした。帰りは大渋滞に巻き込まれて散々でした。
    入間基地の失敗は置いておけば、この航空祭が自分にとって最初で最後(?)のファントムの撮影でした。その1回(特別公開も入れれば2回)で、慣れていない高速で飛ぶ戦闘機(偵察機)をまともに撮ろうというのが無理なのでしょうが、取り敢えずは最後の姿を自分のカメラに収めることができたことは幸いでした。
    流石に年季の差を感じます。素晴らしい写真の数々に感動しました。古い写真は貴重な記録(思い出)でしょうね。

    1. maximiechanさん、ありがとうございます。
      初めての百里基地航空祭を満喫されたようで何よりです。
      年季の差よりも、D500のお陰が大きい気もします。D7200からD500に更新して、明らかに歩留まりが上がったと思います。
      RAWから処理すると若干ノイジーな感じはありますが、当面飛行機と鳥はこれで撮る予定です。
      古い写真はネガもポジもまだたくさんあるのですが、デジタル化していません。フィルムスキャナーは画質は良いけど遅いし、デジタル一眼を使ったデュープは手間が・・・。いっそ40本程まとめてデジタル化サービスに出そうかと検討中です。

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