1975(昭和50)年以来日本の空を守り続けてきたF-4戦闘機も、いよいよ来年度には最後の飛行隊がF-35に機種更新する予定です。
そのF-4を装備する最後の飛行隊となったのは、1973年に新編された最初のF-4飛行隊である、第301飛行隊です。
第301飛行隊は茨城県の百里基地で編成され、その後九州の新田原基地へ移動しましたが、3年前に再び古巣の百里基地に戻って来ました。
というわけで、F-4戦闘機が参加する最後の百里基地航空祭を撮りまくってやろうと、茨城県に来ています。
残念ながら今日はF-4おじいちゃん達のフライトはありませんでしたが、ブルーインパルスはじめ外来機のフライインを撮影出来たので紹介したいと思います。
まずは、青森県は三沢基地から飛来したF-2Aと、石川県の小松基地から飛来したF-15Jです。
そして、宮城県の松島基地から飛来したブルーインパルス、機種は川崎のT-4練習機です。
No.3を撮った3枚目のショットは、動きのある構図、光の当たり具合とその反射など、かなりお気に入りの1枚になりました。帰宅後じっくり現像するのが楽しみです。
こちらは埼玉県の入間基地からやって来たU-4です。
何故か部隊マークがないのが新鮮で、白いスマートな機体が一段とスッキリして見えますね。
最後は、T-7練習機です。
小さくて可愛いです。
実はこの百里基地、私が若い頃勤務していた基地で、懐かしいケロヨンマークのF-4の最後の勇姿を撮るんだと思うと、若かったあの頃の思い出など色々思い出してしまいます。
明日と明後日が楽しみでなりません。
機材:
NIKON D500
AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR
さすがですね。
勤務していた基地の航空祭、しかもF-4最後の航空祭となれば思い入れも一入でしょう。
No.3は確かに素晴らしいです。特別公開の日の写真、航空祭当日の写真も期待しています。
maximiechanさん、ありがとうございます。
若い隊員にとって、基地は職場であり住居です。私も20代前半の頃をこの基地で勤務し、ファントムが飛び回る中暮らしていました。
オフの日には、初めて買った一眼レフのニコンFEやFE2に200mmや400mmを付けて、MFで必死に追いかけたものです。だいたい飛行中のショットはピンボケ、ブレ写真にしかなりませんでしたが、楽しかったですね。
当時はまさに空自の主力戦闘機だったファントムが、とうとう間もなく引退するというのは寂しいですし、その最後の飛行隊が第301飛行隊、それも百里にいるのですから、どうしても感傷的になってしまいます。
飛行機の写真を撮りながら「サヨナラ」とこっそり別れを告げたのは、初めての経験です。