少しずつ秋が深まり、あんなに暑かった日々が嘘のように涼しくなってきました。
この季節になると撮ってみようかなと思う被写体のひとつに、露(朝露)がありますね。
秋の季語として、人の世のはかなさの喩えとして使われてきた露(朝露)は、写真の被写体としてもなかなか魅力的です。
朝露の中に花を写したり、蜘蛛の巣を狙ったりと色々ですが、私が狙うのはもちろん、朝露をビッシリと纏った蝶の姿です。
昨日の朝は条件が良かったので、日の出前に家を出ました。
御近所の車が朝露にビッショリと濡れているのを見て、「予想通り!」とワクワクしながら近くの公園に向かいます。
問題は、ヤマトシジミたちが写真を撮りやすい場所で、そして撮りやすい角度で休んでいるかですが・・・。
うん、まずまずでしょうか。
特に1枚目の個体は、翅は勿論脚にも触角にも、まるでスワロフスキーのクリスタルを散りばめたように、たくさんの水滴が付いていますね。
この中で2枚目の個体のみが、朝露が消える前に陽が当たりそうだったので、経過に注意しながら周辺をさらに探してみました。
すると見つけたのがこの蝶・・・。
ここではイチモンジセセリくらいしか見ないのですが、後翅の表側に白斑がありません・・・。
この子、何でしょうね・・・。
さて、先ほどの個体ですが、太陽光が当たり始めると、こんな感じに。
うん、良い感じです。
実はこの子、水平に近い角度にとまっていたので、ほぼ真上から撮影していたのですが、このまま上になっている側に陽が当たるといいなと思っていると・・・。
はい、普通に起き上がってしまいました(汗)
実は、位置も悪ければ自分の影も被ってしまうので、こちらサイドからは非常に撮りにくいんです・・・。
もっと柔軟体操しておけば良かったと後悔するレベルまで、必死に不自然な姿勢をキープして頑張って撮った結果がこちら。
なかなか良いと思うんですけどね。
またの機会に、これ以上のショットを撮れるように頑張りたいと思います。
ついでなので、少し前(9月30日)に撮ったまま放置していた、青メスなどの写真も載せておきます。
2枚目は、初秋?ぽくて、ちょっとお気に入りです。
機材:
NIKON D500
SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM
うわ~!! 朝露をまとったヤマトシジミ、初めて見ました。 思いもつかない衝撃映像の数々です。 自宅にもヤマトがいっぱいいるので挑戦ですね。
KORIEL’s World 全開が That’s amazing! ですね。
里山便りさん、ありがとうございます。
この時期まずまず新鮮なヤマトシジミが多いと思いますし、是非狙ってみて下さい。
私は「霜」をまとったヤマトシジミも狙っています。
朝露は遠征先でゴマシジミやタカネキマダラセセリを撮影していますが、身近な蝶で狙うのも面白いですね。
ヤマトシジミの撮影に早朝からというのは難しい気もしますが、素晴らしい写真が並んでいますね。
セセリはチャバネセセリでしょう。秋に増えてきます。
BANYANさん、ありがとうございます。
家からすぐ近くの小さな公園ですが、ヤマトシジミが結構いるので、気軽に撮影に行けて重宝しています。
セセリはチャバネセセリでしたか。
いつも御教示頂きありがとうございます。
朝露をまとったヤマトシジミとても美しい
写真ですね。皆さん、ゴマシジミでは熱心
に撮影されていますが、身近なヤマトシジ
ミでもこうした素敵な写真が撮れるのです
ね。夜明け前から出かけられる熱心さが
ないとダメですね。
Farfallaさん、ありがとうございます。
朝露をまとったヤマトシジミの写真は、この秋狙っていたので良かったです。どこにでもいる蝶ですが、それだけに自宅から徒歩2~3分の小さな公園でもそれなりの個体数がおり、楽しむことが出来ました。
気温次第では12月に入っても姿を見ることが出来ますので、また条件の良い日に狙ってみたいと思います。