札幌のゼフィルス(5) 2019.7.8

この日は、予定通り「不思議の森の迷い人」のfushiginomoriさんと地下鉄の始発で待ち合わせて、途中からタクシーで札幌市郊外のポイントに向かいました。

現地に着くと、早速オオミドリシジミやジョウザンミドリシジミが飛び回っていました。
まだ7月の上旬ですが、新鮮個体と擦れ個体が半々くらいの感じだったでしょうか。今年はジョウザンミドリシジミの発生が早かったそうです。


 

ジョウザンミドリシジミとオオミドリシジミのオスを夢中になって撮っていると、結構近い笹の葉の上で開翅するゼフのメスを発見しました。

AB型です。私の拙い知識では、AB型はミドリシジミとアイノミドリシジミだけと思っていたので、自動的にアイノミドリシジミだろうと思って大喜びしながら撮影していたのですが。
翅を閉じると・・・????

ジョウザンミドリシジミっぽい・・・。
それでも、アイノミドリシジミじゃないの?と思いつつ、ホテルの部屋に帰ってTwitterに写真をアップしてみると、ある方から「ジョウザンだと思います。」とコメントして頂きました。さらに、「ジョウザンはFavoniusの中で最もB斑が青くなる確率が高い。」と教えて頂き、やはりジョウザンミドリシジミでいいのかと納得することが出来ました。

アイノミドリシジミのメスの開翅も見てみたかった気もしますが、恐らくなかなか会えないジョウザンミドリシジミのAB型です。
この個体に会えただけでこの日この場所に行った甲斐があった、そんな本当に貴重な出会いになりました。


 

ポイントの奥の方に歩いて行くと、2~3m位でしょうか・・・それくらいの木が並んでいる上で、ゼフが乱舞していました。
本当に乱舞です。10頭やそこらではありません。あんなにたくさんのミドリシジミ類が乱舞している様子を見たのは初めてです。なかなか近くにとまってくれないので撮影するには厳しかったのですが、暫くただただ見とれていました。

で、ミドリシジミの仲間がそこら中で卍巴飛翔をしていて、近くにとまってくれないとなれば、やることはひとつです。

アイノミドリシジミの卍巴飛翔です。
私が過去にトライした卍巴飛翔の写真の中で、ベストといえる1枚になったかもしれません。右側と上下にもう少しスペースをとってトリミング出来る感じだと良かったのですが、フルサイズ換算450mmで、しかもMFでピンを合わせながら追っているので、今の私にはこの辺が限界でした。もちろん、下手な鉄砲も数打ちゃ当たる、のパターンです(笑)

下の2枚はジョウザンミドリシジミかなと思うのですが、確信はありません。
上のショットに比べるとだいぶ落ちますが、私が普段撮る中ではベストに近いショットですね。


 

以下のショットは全部ジョウザンミドリシジミぽいと思っていますが、オオミドリシジミが混じっているかもしれません。お手上げです(笑)


 

そんな中現れたこの個体・・・。
遠かったので画質的にかなり厳しいですが、尾状突起の付け根の白線が途切れているので・・・エゾミドリシジミのメス??でしょうか。尾状突起が長く見えますし全く自信はないのですが、エゾミドリシジミだったら嬉しいなぁということで(笑)


 

アイノミドリシジミ、オオミドリシジミ、そしてジョウザンミドリシジミの活動がひと段落したところで、前日発見したウラゴマダラシジミのポイントに移動することにしました。
開翅はあまり開いてくれませんでしたが、それでもメスと思われるピカピカの個体も含めて、ウラゴマダラシジミの魅力を十分楽しむことが出来ました。


 

最後にもう一度「ゼフの楽園」に戻る途中、変なところで見つけたのがキバネセセリです。
何気に初見だったので嬉しい出会いでした。


 

そしてこちらが、午後1時過ぎに見つけたゼフです。

オオミドリシジミ・・・かなぁ・・・。
残念ながら開いてはくれませんでしたが、メスだったと思います。なかなか綺麗な姿を見せてくれました。

このポイントは本当にゼフが多く、本当に素晴らしい時間を過ごせました。
ここに行きましょうと提案して頂いたfushiginomoriさんにはお礼の気持ちでいっぱいです。また来年札幌に行くなら絶対再訪しようと、今から楽しみな、そんな場所でした。
 

最後に、撮影中何度か上空を通過した、航空自衛隊のF-15の写真を・・・といっても豆粒に近いですが、載せておきます。
場所的に、千歳基地と日本海側のC空域とを訓練のために行き来していた機体でしょうね。
毎日お疲れ様です。

機材:
D500+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR

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8 thoughts on “札幌のゼフィルス(5) 2019.7.8

  1. korielさん、当日はお世話になりました。
    まるで夢のような光景を思い出しました。
    私は飛翔が撮れないので、イキイキした姿は素晴らしいですね。
    北海道はいつまでも蝶の宝庫であり続けて欲しいものです。
    本当にありがとうございました。

    1. fushiginomoriさん、ありがとうございます。
      本当にミドリシジミ類のあの乱舞の様は夢のような光景でしたね。
      卍巴飛翔の撮影は、MFで追いかけながら「数打ちゃ当たる」戦法なので、半分運ですね(笑)
      こちらこそ御一緒出来て楽しかったです。ありがとうございました。

  2. ジョウザンのAB型は写真で数例見ていますが、この個体は青が綺麗ですね。
    貴重な出会いだと思います。

    1. BANYANさん、ありがとうございます。
      本当に綺麗なAB型で、しかもジョウザンミドリシジミということでしたから、本当に嬉しかったです。
      今回の札幌遠征で一番の成果だと思っています。

  3. 私も今期ジョウザンミドリを観に連れてって戴いたのですが、遭遇できず。 発生が大分遅れていたようです。 その近くでは発生していたりと狭い範囲でも地域差があったようです。 北海道と言うネーム・バリューも手伝って、一際綺麗に輝いていますね。 ジョウザンミドリのAB型、色合いが何とも言えず、癒されます。

    1. 里山便りさん、ありがとうございます。
      ジョウザンミドリシジミに会えなかったのは残念でしたね。
      AB型のメスはアイノミドリシジミだと思い込んでいたので、翅裏を見た時は混乱しつつもアイノだよね?と思っていました。Twitterなどで色々教えて下さった皆さんに感謝です。

  4. ジョーザンミドリシジミのAB型の美しさは
    素晴らしいですね。ジョーザンにこんなAB
    型があるのかと思いましたら、こちらのブロ
    グの標本写真にきれいなAB型が掲載され
    ていて納得でした。
    http://y-field.com/outdoor/index.html

    1. Farfallaさん、ありがとうございます。
      このAB型との出会いは、今回の札幌遠征で出会った全ての蝶の中で、一番嬉しいものでした。
      そちらのブログは私もチェックしているのですが、まさにピッタリの写真がありましたね。蝶の世界も奥が深いです。

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