私が札幌滞在中、「不思議の森の迷い人」のfushiginomoriさんも来られるとのことでしたので、2人で札幌郊外のゼフィルス・ポイントに行ってみましょうということになりました。とはいえ、その場所には私も行ったことがなかったので、この日は先行して現地偵察をすることにしました。
この場所は、公共交通機関を利用するとジョウザンミドリシジミやオオミドリシジミの活動時間には間に合いません。それでも現地でバスを降りて歩き始めると、早速金緑色を燦めかせながら飛ぶゼフィルスの姿を見ることが出来ました。
ただし、全く止まってくれず、どうやら給水場所を探しているようで、地面すれすれを飛んで行くのが印象的でした。
現地にはコナラ属と思われる木も多く、ゼフが好きそうな空間もいくつもあって、朝ならきっとたくさんのミドリシジミの仲間が乱舞するのだろうと期待出来る感じでした。
そんな場所で見つけたのがこの個体です。
ゼフはゼフでも、全く期待していなかったウラゴマダラシジミでした。若干擦れてはいますが、まぁまぁ綺麗な個体です。
どこか周辺にイボタノキがあるのかと探してみましたが、見つけることは出来ず、見かけたのもこの1頭だけでした。
概ね現地の状況を理解出来たので、暫く歩いたところにある蕎麦屋さんで昼食をとろうと歩いていったのですが、運悪く「完売」の看板が・・・。
仕方なく市内に戻ってから食べようかとバス停に向かっている途中で気になる場所を見つけました。
私は草木の同定には全く自信がないのですが、どうもイボタノキっぽい木が道に沿って花を咲かせています。
イボタノキだったらウラゴマダラシジミがいたらいいなと、注意深く枝の間を覗いていくと・・・。
いました!!それも、十分新鮮と言える綺麗な個体です!
その後、全部で3頭を確認して、バスの時間を気にしながらイボタノキの上を飛び回る個体を追いかけました。
何度か半開翅してくれるのですが、枝の間に入り込んでいたり角度が悪かったりで思うように撮れず、焦れてきたところでやっとチャンスが回ってきました。
うーん、美しい。
去年も今年も、結構ウラゴマダラシジミのポイントに出掛けたのに撮れず、2年連続で「来年の課題」と思っていた開翅を、ここ北海道で見られたのは本当に幸運でした。
その他の蝶は、カラスシジミとウラギンヒョウモン、あとはモンシロチョウを見かけただけでした。
モンシロチョウは、ちょうど盛りのラベンダーで吸蜜していたのですが、あまり真剣に撮っていないので微妙なショットですが載せておきます。
機材:
D500+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
うーん、本当に美しいですね。それにしても
札幌はいいところですね。旭川や帯広ばか
りに目が向いてしまいますが、大都会札幌
もいいなあ。
Farfallaさん、ありがとうございます。
北海道固有種狙いだと、旭川周辺とか道東とかになるのかもしれませんが、私は身体が悪くて黒岳とか旭岳とか登れませんし、ゼフ好きなので札幌周辺で十分です。地下鉄の駅から10分も歩けば、メスアカミドリシジミがキラキラしているポイントに行けます。
人口200万人に届きそうな都会なのに、これだけの自然が残っているのはさすが北海道というか、凄いなと思いますね。
でも、オオイチモンジとジョウザンシジミはいつか見てみたいです(笑)
下見までしていただいて、本当にありがとうございました。
ウラゴマダラシジミのブルーとても綺麗ですね。
緑色の輝きも楽しみにしています。
fushiginomoriさん、ありがとうございます。
下見に行ったお陰で思わぬ出会いもありましたし、私としては成果大でした。
翌日の分、現像は終わっているのですが、なかなか書き出すモチベーションが上がりません。
筆?無精ここに極まれりという感じです(笑)
ウラゴマダラは綺麗な雄の翅表ですね。
僕もやっと今年新鮮な雄が撮れたところで、それがなければ羨ましく感じたところです。(^^;
北海道や山へ行くと平地で撮影しそこなった蝶と思わぬ出会いがあるのもいいですね。
BANYANさん、ありがとうございます。
本当にたまたまイボタノキを見つけたので、ラッキーでした。
札幌は街中からすぐの場所にゼフがたくさんいますし、本当に楽しめました。