今日も埼玉県内のいつもの公園に行って来ました。
狙いはミヤマセセリと、コツバメの飛び出しの撮影です。
10時半頃現地に着いてみると、雲が多めのせいかミヤマセセリどころかコツバメの姿もありません。そのうち出てくるだろうと待っていると、やはり11時を過ぎた頃に姿を現しました。
1枚目はアセビの花が若干飛び気味なのが残念ですが、背景にあるアセビのトロトロのボケが空に溶けていく感じが、なかなかお気に入りのショットになりました。
2枚目もトロトロのボケがお気に入り。
3枚目はアセビの花で吸蜜中のショットです。
昨日は2カ所のポイントでそれぞれ2頭と1頭のコツバメが姿を見せましたが、今日は片方のポイントの2頭だけ。昨日今日の暖かさで個体数も増えるかと期待していたのですが、少し寂しい状況でした。今日はコツバメが姿を見せなかったポイントに移動して「ミヤマセセリでも飛んでこないかな~。」と待っていると、突然地面すれすれを素早く飛翔する黒っぽい蝶が、地面に積もった枯れ葉の上に止まりました。
ミヤマセセリです。
コツバメ同様、早春にしか姿を見せない蝶です。
この時、私はほぼ蝶の真後ろというポジションで、斜め後ろから撮りたいと少し移動したところ・・・この日唯一のミヤマセセリは飛んで行ってしまいました・・・。私が動いたせいで飛んだのかもしれず、その場にいた3人の方には申し訳ないことをしてしまいました。
次に、コツバメの飛び出しです。
コツバメは、とまっている時は絶対に翅を開かないので、飛んでいる時に撮影するしかありません。とはいえ、あの小さくて素早く飛翔するコツバメを追いかけるのはほぼ不可能・・・。つまり、とまっているコツバメが飛び出す瞬間を狙うわけです。並外れた反射神経の方なら、その瞬間を写し止めることも出来るかもしれませんが、私には無理なので、テクノロジーの恩恵を受けることにしています。
俗に言うパスト連写、ニコンではベストモーメントキャプチャーと呼んでいる撮影機能です。
私が使っているニコンのJ5というカメラは、シャッターを押した瞬間から0.3秒または1秒「前」の間に20枚撮影可能です。つまり、ニコンの表現を借りると「シャッターボタンの半押し中からカメラが先取り撮影を行い、シャッターボタンを押した瞬間の前後20コマ(最大1秒間)の静止画をカメラが一時的に記録。その中から気に入ったショットを自分で選べる」機能です。実際には、シャッターを押した瞬間の前20枚(0.3秒間か1秒間を選べる。)に設定して使っています。
そんな機能を使って撮影したのが以下のショットです。
1枚目は、ピントさえ来ていれば最高のショットになったと思います・・・。
最後のショットの前後で面白い場面が撮れたので、GIFアニメにしたのがこちらです。
(クリックすると再生します。)
撮影していた蝶がハエなどに絡まれて逃げてしまった、誰でもそんな経験があると思いますが、そんな瞬間をこうして見ると結構面白いです。ハエがぶつかるまでコツバメが逃げていないのには驚きました。
ちなみに、先に書いたとおり私はシャッター全押し前1秒間で20枚の設定にしています。つまり、コマ間0.05秒程ですね。このGIFアニメには5コマ使っているので、最初のコマから最後のコマまで約0.2秒ということになります。
私は最初0.3秒で撮ってみて、自分の反射神経のトロさを痛感したので1秒で撮っていますが、0.3秒で撮れば単純にチャンスは3倍になります。
精進しなくては。
機材:
D500+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
J5+1 NIKKOR VR 30-110mm f/3.8-5.6
こんにちは。
もうコツバメもミヤマセセリも出ているんですね。
コツバメは大好きな蝶なので、新鮮なコツバメを激写されていて羨ましいです。
自分も先日丘陵方面で探しましたがまだ出ていないようでした。次回は何とかしたいと気合いが入ります(笑)。
みき♂さん、ありがとうございます。
コツバメは可愛いですね。私も結構好きな蝶です。
今日明日はあまり気温が上がりませんが、明後日からは暖かそうなのでチャンスですね。
こんにちは
フィールドで時々お会いしていると思いますが、初めてコメントさせていただきます。
当日は同じところでコツバメを撮影させていただきましたが、飛び出しがきちんと撮影されていて素晴らしいですね。
ミヤマセセリはタイミングが遅れてその場所に行きましたので、見ることができず残念でした。
今後ともよろしくお願いいたします。
ダンダラさん、コメントありがとうございます。
ミヤマセセリは残念でしたね。
コツバメの飛び出しは、浅間の煙さんのを見てしまうとまだまだだなぁと思ってしまいました。もっと設定を研究しなくてはと考えています。
これからよろしくお願いいたします。