S山からの下山最後の行程は、登りの時に間違って通った道を選んでみました。
すると、ちょっとした空き地の5mくらいの高さで盛んにスクランブルするゼフを見つけました。
メスアカミドリシジミ(以下メスアカ)です。
北海道の量産型ミドリシジミはメスアカとジョウザンということを以前どなたかのブログで拝見した記憶がありますが、確かにメスアカは多い気がします。
美しい金緑色も見せ付けてくれました。
そんな合間に飛んできたのがこの個体・・・。
飛んで来た姿を見ているのでメスで間違いないと思うのですが、まず後翅裏側の橙斑が広すぎます。そして前翅裏側にも小さな橙斑があり、後翅表側にも橙斑が見えています。
メスアカのメスを見たのは初めてですが、フィールドガイド「日本のチョウ」やネットで検索した限りでは裏側の特徴は一般的なものではなさそうですが、個体差なのか北海道産の特徴なのかは今後勉強が必要なようです。
ざっと検索した限りでは、以下のリンク先に良く似た特徴の個体(北海道苫小牧産)が紹介されていました。
その後、またメスアカのメスが降りてきて全開翅してくれ、メスアカミドリシジミという名前の由来となった橙斑を見せてくれましたが、近寄る暇を与えてくれず飛んでいってしまいました・・・。
翌日も時折雨が落ちる中メスとの再会を期待して同じポイントを訪れましたが、オスがテリ張りする姿を見ただけで撤収しました。
この日見かけた他の蝶です。
テリ張りするメスアカに追い掛けられては戻ってくるフタスジチョウは初見だったのですが、なかなか止まってくれず苦戦・・・結局J5+70-300mm(換算810mm)で遠くから撮影するのが精一杯でした。
アカシジミはボロボロでしたが、少し開翅していました。
ミズイロオナガシジミはまだ新鮮で、半開翅する姿を見せてくれました。
機材:
D800E+SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM
D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
J5+1 NIKKOR VR 70‑300mm f/4.5‑5.6
札幌遠征、素晴らしい成果ですね!!
メスアカミドリシジミは、まだメスを撮ったことがありません。
札幌は2年行っていませんが、これだけ綺麗なミドリシジミたちの写真を拝見すると、
来年は・・・という気持ちになってきます。
fushiginomoriさん、ありがとうございます。
本当にたくさんのミドリシジミ類に会えて、初見のゼフにも複数出会えましたし、楽しい遠征になっています。特に、円山のウィークリーマンションをベースにしているので、ゼフの各ポイントまで近く、徒歩やバスで移動できるのが嬉しいです。こればかりは埼玉ではありえません。
今からまた来年また札幌に戻ってくるのが楽しみです。
メスアカの開翅美しいですね。素晴らしい
写真を見せて頂きました。裏面も何か神
秘的な美しさが漂っています。札幌のゼフ
いいですね。
Farfallaさん、ありがとうございます。
涼しいし蝶は多いし、幸せです。
ゼフも良いですが、今日は藻岩山の麓でオオムラサキの乱舞を堪能してきました。オオムラサキを一度に5頭も6頭も見たのは初めてで、感動しました。