一昨年と同じパターンで、次はS山に登ることにしました。
国道から住宅街の道を登り始めるのですが、何か雰囲気が違います。結論から言うと、道を1本間違えていたのですが、そのおかげで思わぬ出会いがありました。
国道から10mしか入っていない住宅街で、金緑色を煌めかせながらシロチョウを追いかける、ゼフの姿を見つけました。とまらないかな~と思いながらその姿を目で追っていると、Uターンして私の側にとまってくれました。
ピカピカのエゾミドリシジミ・・・と思ったのですが、ジョウザンミドリシジミでしょうか。エゾミドリシジミなら初見なのですが。
それにしても、登山道にも入っていないこんな場所でお出迎えとは、さすが札幌です。
この後道を間違えたことに気付いたのですが、そのまま進んでみることにして、さらに少し登ると、民家の庭の木でゼフが飛ぶ姿を見つけました。
これはジョウザンミドリシジミでしょうか・・・。
鳥にやられたのか後翅が少し痛んでいますが、それ以外はピカピカな感じで、少し開いた翅の間に見える金緑色が眩しいです。
その後、S山の目的のポイントに着くと・・・いますいます、金緑色を煌めかせながら飛び回り、何度も卍巴飛翔を繰り返しています。頭上を見上げると、オニグルミなどの樹冠でもグルグル・・・。
一昨年同様、ここで午前中良く見かけるのはオオミドリシジミです。
関東でも撮影した蝶ですが、1ヵ月以上経った今再びその美しい姿を目に出来るのは、北国の素晴らしいところですね。
この場所は上を見上げるとこういう環境で、オナガシジミを期待して長竿で叩いたりもしてみたのですが・・・飛び出すゼフらしき蝶は複数いたものの、下に降りてきてはくれませんでした。
さらにこの場所の良いところは、ゼフが吸水しにくることです。
オオミドリシジミとジョウザンミドリシジミでしょうか。
ゼフたちに混じって、トラフシジミの春型も姿を見せてくれました。開翅してくれた個体もいたのですが、ボロボロだったのが残念です。
こういう感じで札幌の自然を満喫していると、私のすぐ近くの笹の葉に止まった1頭のゼフ・・・飛んでいるときから見ていたのですが、金緑色の輝きはなく、メスです!
問題は、何のメスかですが・・・白条の縁取りがほとんど見えないのでアイノミドリシジミっぽいと思ったのですが・・・やはりジョウザンミドリシジミでしょうか。じっくり見てみると橙斑などミドリシジミっぽい気もしてきて、もう頭がこんがらかりそうです。
このメスを撮っていてふと頭上を見上げたときにいたのがこちら。
オオミドリシジミと思いますが、何とも素晴らしいマリンブルーに輝いていました。恐らく、頭上後方にある太陽と地上にいる私、そしてこの蝶の位置関係から逆光気味のためこんな色に見えたのだと思いますが、素晴らしい記念の1枚になりました。
機材:
D800E+SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM
D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR
札幌・・・!!
行ったことすらありません。
やはり季節の歩みは関東より遅め、
二度楽しめて♪
私は、ミドリシジミの仲間の同定は全くできません(汗)
アカシジミ、ウラナミアカシジミの吸水は見たことがありますが
ミドリシジミは初めて見ました。
北の大地の水は、さぞミネラルその他栄養豊富でしょうね!
Sippo☆さん、コメントありがとうございます。
夏の北海道は涼しくて蝶もたくさんいるし最高です。私がこちらに来てから最高で27度までしか上がっていません。
私も同定はさっぱりで勉強中なのですが・・・難しいですね。
吸水ですが、私はアカシジミとウラナミアカシジミの吸水を見たことがありません。来年は上ばかりでなく下にも気を付けて捜してみようと思います。
Koriel’sさん、
もしかして、札幌のゼフィルス、独り占めですか? 贅沢ですね。 撮影していて、してやったり顔が、映像で伝わってきます。 全部撮らないで下さいね。 (大笑い)
里山の蝶便りさん、コメントありがとうございます。
独り占めではないですが、撮っていて同じ趣味の方と会う機会が少ないのは意外でした。今日行った銭函のカシワ防風林ではハヤシミドリシジミとウラジロミドリシジミを撮れましたが、お会いした方は全員道外(千葉、京都など。)の方でした。
土日でもあまり見ないのですよね・・・。