今年は妙に蛍が見たくて、長野県まで行って来ました。
行って来たのは、長野県上伊那郡辰野町にある「ほたる童謡公園」というところで、ネットに上げられている情報によると、既に発生した蛍は5000匹以上!
実は、蛍をまじめに撮影しようと思ったのは今回が初めてで、事前にネットで色々調べていたのですが、ひとつやらかしました。買いはしたものの一度も使ったことがないリモコンMC-36Aに電池を入れるのを忘れてしまい、シャッタースピードが30秒までしか使えずトホホな事態になってしまいました。
とはいえ、飛んでいる蛍に関してはシャッタースピードは影響せず、背景が暗くなってしまうだけなので、助かりましたが。
現地は結構広い公園で、どこに三脚を立てるか悩みましたが、どうやらここならというところに据え付けて、あとは暗くなるのを待つだけです。
蛍を見るのも久しぶりなので、ワクワクして待っていると・・・ピカリ、ピカリと1匹、また1匹と黄色っぽい輝きが見え始めました。
そして、廻りの草などが見えなくなるまで暗くなると、蛍たちの乱舞が始まり、あまりの多さと美しさに感動してしまいました。
普通、蛍を撮る時は比較明合成で何枚か重ねることが多いと思いますが、ここではその必要はありません。
何しろ、30秒1発撮りでこれなんですから。
公園の個体数がもっと多いところでは、もっと賑やかな写真が撮れていると思います。
背景が暗すぎるのが悲しいので、やや明るい背景のショットを含めて3枚重ねてみたのが次の1枚です。
本来、こういうイメージで撮りたかったのですが、リモコンの電池忘れという単純なミスが大きかったです。
翌13日の夜も撮影する予定でしたが、気温が低く風も強かったために断念しました。
次の1枚は、空の星と並べてみようと思ったのですが・・・雰囲気はあるものの、やや企画倒れですね。もっと感度を上げて撮ると良かったかもしれませんし、雲がなければ星の光跡を入れてみたかったところです。
偶然ですが、飛行機の灯火も映り込んでいます。
こちらは近いところを通った蛍が流れ星のように映り込んで、なかなかお気に入りのショットになりました。画面下半分の蛍が寂しいので、他のショットと重ねても良いのですが、面倒なのでこのまま載せておきます(笑)
今回はポジション取り、構図、ピント位置などなど学ぶことが多かった遠征になりました。レンズは28mm、50mm、24-70mmと持って行きましたが、結局24-70mmで撮ってみました。ボディはいつものD800Eです。
今回の成果を生かすために、もう一度蛍を撮りに行きたいと思っています。
最後に、帰りに乗ったスーパーあずさのE353系の写真を載せておきます。
わあ、幻想的!!
長野県まで行かれて撮影されたのですね!
頭が下がる思いです。
遠景のホタル、ロマン(*´∇`*)
見入ってしまいました。
Sippoさん、コメントありがとうございます。
長野の温泉と蛍、両方楽しんで来ました。蛍の光で心が温まり、温泉で体が温まり、本当に良かったです。
今は岡山のヒメボタルを撮りたいと思うのですが、さすがに遠すぎて悩んでいます。
いや~! 今度は蛍ですか~! 多彩な掲載に驚かされます。 私どもの近くにも蛍の里がいくつかあるのですが、状況が、只の田んぼの脇、食指が湧きません。 3枚目、4枚目のような画像が撮れれば挑戦したくなるのですが、どうやら近場では無理がある様です。
ここは、Korielさんの画像を見て楽しむことにしました。
里山の蝶便りさん、コメントありがとうございます。
関東でも、埼玉の比企丘陵や神奈川などら蛍を見られる場所は結構ありますが、ここまでの個体数を見られる場所はそうそうなさそうですね。
あと、これは個人的な感傷ですが、都内などで蛍が生きていけない環境に蛍をバラまいているようなところは悲しすぎて行けません・・・。
今は、岡山のヒメボタル生息地に行ってみたくてムズムズしています。
ホタルの黄緑色の灯火、とても幻想的な写真ですね。
そのひとつひとつの光が、それぞれの命と考えると感慨深いものがあります。
地球は人間だけのものではないということを思い出させてくれます。
fushiginomoriさん、コメントありがとうございます。
本当にそのとおりですね。
ここの蛍も人間による環境の変化で減少し、今は人間の努力によって個体数を増やしているそうです。
私達の子孫がこの美しい光を写真や動画でしか見られなくなったら悲しいですね。蛍に限らず、少しでも多くの種が未来へ受け継がれることを願わずにいられません。