コツバメ発生 2018.3.15

Spring ephemeral

 早春、雪解けと共に葉と花茎を伸ばし花を咲かせる春の花カタクリのような植物を、「春のはかないもの」「春の短い命」というような意味で、スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral=春の妖精)と呼びます。蝶の世界でも、早春のこの時期だけ発生するコツバメやミヤマセセリ、ギフチョウなどをスプリング・エフェメラルと呼ぶことがあります。
 蝶に魅せられた人々は、こういった蝶が発生すると、今年も春が来たなぁと実感するんです。

 そんなコツバメとミヤマセセリを撮ろうと、良く行く埼玉県中部の公園に行ってみたのですが・・・。


(D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

 品種は分かりませんが、早咲きの桜が薄ピンク色の花を咲かせておりました。

 

 ポイントのアセビの木に行ってみると、太陽が雲に隠れてしまい、やってくるのはテングチョウとキタテハばかり。
 しばらく経って雲が抜け、日差しが戻って気温が上がってきたところ、黒っぽい小さな蝶が姿を現しました。


(D800E+SIGMA APO MACRO 150mm F2.8 EX DG OS HSM)

(D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

 コツバメです!!
 昨日に引き続いて今日も気温が上がる予報なので、今日発生するのではないかと予想していたのがバッチリ当たりました。
 毎日来ている方が、昨日までは見ていないと言っておられたので、たぶん今日が初日だと思います。

 1年振りに見るコツバメは、相変わらず地味ながらも味わいのある感じで、小さくて可愛い蝶でした。
 どうも逆光側からしか撮れない所にばかりとまったので撮影には苦労しましたが、今日はコツバメを見て写真を撮れただけで十分です。これからがお楽しみ・・・なんですが、明日から冴えない天気が続きそうなんですよね・・・。

 

今日撮った、その他の蝶です。
厳しい冬を蝶の姿で乗り切った、つまり越冬した蝶たちです。


(D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

(D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

(D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

 こちらはテングチョウです。何故テングかというと、パルピ(下唇髭)という、頭部前方にある器官が天狗のように長いことが名前の由来です。
 毎年初春には越冬明けのテングチョウがたくさんいるのですが、今年は積雪などもあって春まで生き延びた蝶は多くはなかったようです。

 


(D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

 こちらはキタテハです。
 オレンジ系のそれなりに美しい蝶だと思うのですが、どこにでもいる全く珍しくない蝶なので、あまり撮影対象として喜ばれないのが可哀想です。
 もっとも、この時期は話が別ですが。

 


(D7200+AF-S NIKKOR 300mm f/4E PF ED VR)

 最後にキタキチョウです。
 沖縄などには近縁種のミナミキチョウやタイワンキチョウが生息していますが、九州以北に生息しているのはキタキチョウだけです。

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