美瑛の夜明けとダイヤモンドダスト
美瑛到着翌日は、現地在住写真家の林祐介氏にガイドをお願いしてありました。
夜明けよりずっと早い、午前5時50分に車で宿に迎えに来て頂いて出発だったのですが、何と宿のドアを開けると室内の照明を浴びてキラキラと輝く粒が見えます。ダイヤモンドダストです・・・。
生まれて初めての(道産子なのに!)ダイヤモンドダストは、何と宿の玄関で見てしまいました(笑)
日の出までは、美瑛の丘を巡りつつ、ブルーモーメントの写真を撮っていました。
この日は林祐介氏によれば、美瑛では滅多にないほどの快晴だということでした。気温もぐんと下がって、気象庁の記録によれば-17.6度まで下がりました。これは美瑛町内でのデータですから、場所によっては-20度まで行っていたと思いますし、実際スマホの気象情報を見ると「現在の気温:-20度」を見たような記憶があります(汗)
(D800E+TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2)
(D800E+TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2)
(D800E+TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2)
(D800E+TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2)
(D800E+TAMRON SP 24-70mm F/2.8 Di VC USD G2)
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
ブルーモーメントの青みがかった世界に赤みが差す東の空、そして少しずつ明るくなっていく様子はとても美しかったです。
太陽が顔を出した後は、最後の写真のようなショットを狙ってみるのも楽しいですが、プロの写真家にガイドをお願いしたので、その時々で美しい場所への移動はもとより、撮り方などのアドバイスも頂けて本当に有意義でした。
どの写真もお気に入りですが、3枚目と4枚目に写っている標識、これがイイ味を出しておりました。
そしていよいよ、太陽が顔を出す時間を見計らってダイヤモンドダストを狙うわけですが、ダイヤモンドダストの出現にはいくつか条件があるそうです。
・気温が下がること。-15度以下にならないとダイヤモンドダストは見られないようです。
・空気中の水分が凍って輝くので、湿度が低すぎると表れないそうです。
・太陽光が届くことですね。太陽の光がないと、キラキラ輝いてくれません。
というわけで、美瑛に行けば必ずダイヤモンドダストやサンピラーが見られるかといえばそんなことはなく、とびきりの快晴でぐっと冷え込んだこの日にガイドをお願いしていた私はとても幸運でした。
ただ、この日の懸念材料は湿度がやや低かったこと。
最初、美瑛のダイヤモンドダスト有名ポイントのとある橋の近くで様子を見ていたのですが、どうも気配がないので移動することに。
ダイヤモンドダストは見られないのかな・・・と車の窓の外を見ていると、妙に太陽の側がキラキラしています・・・。前の車が巻き上げた雪煙?と思いましたが、ずっとその場でキラキラしているのはダイヤモンドダスト!ということで、急いで車を降りて撮影を始めました。
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
生まれて初めて撮影したダイヤモンドダストは、それはそれは美しいものでした。ファインダーの中で金色にキラキラ輝くのを見ながら、寒さも忘れてワクワクしながらシャッターを切り続けました。
ファインダーでは金色の輝きに見えたのですが、撮れた写真を素直に現像してみると、そんなこともないのが少し残念です。
もう少し華やかな感じにしてみたいと、1枚目と3枚目を思い切って現像してトリミングしたのがこちらです。
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
(D800E+NIKKOR-Q Auto 1:3.5 135mm Ai改)
こちらの方が私としては気に入りました。
ちなみに、ダイヤモンドダストを撮影するには、望遠系のレンズを使って、ピントを外すのがコツだとか。そうすると大小の丸ボケが華やかな感じになるようです。たぶん、70-200とかを持っていれば良いのではないでしょうか。
私はまさか望遠系のレンズを使うと思っていなかったので、24-70と60マイクロの他は50年近く昔の135mmしか持って行かなかったを少し後悔しています。札幌での鳥撮り用に200-500を用意してはいましたが、重いしまさか使うこともないだろうと宿に置きっ放しでした。愛用している150マクロだけでも持って行けば良かったです。