久しぶりに世界貿易センタービルで写真を撮って来ました。
しかも、カメラはこれです!
久しぶりに持ち出したフィルムカメラ、懐かしいニコンのFE2です。
私が昭和56(1981)年に最初に買った一眼レフはニコンのFE、以来FE2、F3、New FM2/T、F4、F801、F90と続き、D70sからデジタル化してD90、D7000、D800EそしてD7200と使ってきました。この中で特に手に馴染んだカメラといえば、やはりFEとFE2だと思います。
程よいサイズと重量感、金属の冷たい感触、アナログ式露出計の使いやすさもありとても良いカメラでした。
こちらは以前撮ったFE2のファインダーですが、マニュアルでも絞り優先オートでも、とても見やすく使いやすいです。唯一の欠点といえば、ファインダー内の照明がないことくらいです。シャッタースピードもFEの最高1/1000から1/4000に高速化していて、戦闘機やモータースポーツの撮影には重宝しました。
そんなFE2にVelvia100を詰めて、当時愛用していたAi NIKKOR 50mm f/1.4Sだけ持って出掛けてみたのですが・・・。
まず驚いたのが、ビルのすぐ西隣に新しいビルが建築中で、富士山が見えない・・・。かろうじて北寄りの窓2枚からは東京タワーや六本木ヒルズが見えるのですが、これには驚いてしまいました。私の後に来られた方も、「えーーーーー?!」とか「あらーーーー?!」とか思わず声が出ていたので、視界が狭くなったことを知らなかった方は結構いたようです。
そして撮影を始めたわけですが、近眼+老眼+乱視の私が夕方から夜にかけてMFでピントを合わせるのは辛い・・・もちろん手振れ補正もないし(三脚禁止です。)、何よりデジタル一眼レフと違って1枚撮ってみてから露出を修正するわけにいきません。かくして、ピンボケ、手振れ、露出オーバーの写真を量産してしまいました。
そんな中で比較的まともだったのがこちら。
(NIKON FE2+Ai NIKKOR 50mm f/1.4S)
ピントは甘いですが、フィルムらしい良い感じの色が出たかなぁ・・・と自画自賛しております。
デジタル一眼レフに慣れきった今、MFのフィルム一眼レフで写真を撮るのは難しいですが、フィルムを詰める、フィルムを巻き上げる、露出計を見ながら左手で絞りを決めて、同じく左手でピントを合わせて、パシャッとシャッターを切る一連の動作は楽しかったです。
またそのうち、今度はちょっと楽をしてF4Sでも持ち出してみようかなと考えています。