今回の写真は4月29日に撮影したものです。
定年退職後の「燃え尽き症候群」でもないのでしょうが、どうも何もやる気が起きず、だらだらしていました。
どうやらゼフの季節も始まりましたし、少しエネルギーが沸いてきたので今さらですがブログに書いてみます。
ツシマウラボシシジミは対馬の固有種で、環境省レッドブックで絶滅危惧II類に指定されている蝶ですが・・・。
対馬では森林の荒廃や鹿などの食害によって、既に野生では絶滅したのではないかと言われており、人工的な繁殖の試みが続けられています。
東京にある足立区生物園はツシマウラボシシジミの人工繁殖を行っている施設で、今や対馬では見ることの出来ないこの蝶を観察出来る貴重な場所になっています。
今回、日本チョウ類保全協会事務局から、本種の雄を同園の温室内で見られるとの情報を得たので訪ねてみました。
初めて見たツシマウラボシシジミは、何とも可愛らしい、飛び方など何かか弱い感じのする蝶でした。
足立区生物園の温室は通路が狭く、家族連れに加えてツシマウラボシシジミ目当ての方々も居て満足に撮影は出来ませんでしたが、今やひとつの種として命運が尽きかけている貴重な蝶に会うことが出来ました。
何時の日か対馬の環境が改善されて、またこの蝶が飛び交う日が来たら・・・。
必ず対馬の地を訪れようと思います。
また、足立区生物園などで本種の存続に取り組んでいる皆様の努力がいつか・・・実を結ぶことを祈っております。
そのほか足立区生物園で撮影した主な蝶